週休2日

どうか今日も適当に生きて

10年前の10月21日

2015年10月21日。何日か過ぎてしまったが大目に見てほしい(自分に甘い)。
さて、この日は何の日でしょう?(サザエさんボイス)誰かの誕生日?誰かのデビュー日?いやいや違う。アスパラさんの誕生日?いやごめん全然違います。いや、ある意味誕生日かもしれない…10年前のこの日、私の人生は予定されていた道とは大きく外れ(?)、この狭くて広い世界に飛び込んだ。アイドルとの出会い、オタクとしての私の誕生日。そう、2005年10月21日はあの伝説的恋愛ドラマ「花より男子」の初回放送日である。全ての始まりがここにあるので私の全ての終わりの時は是非WISH流してください(訳:葬式で流してくれ)。

花より男子」。この銀河において他にこんなにゾクゾクする5文字の並びが存在するのだろうか。いや、しない(反語)。今までの少女漫画実写化ドラマの中で一番の経済効果をもたらしたのがこの花男であり、以降花男キッカケでジャニヲタを始めた人も多いと思われるため経済効果とか言ってられない。花男恐るべし。日本の女子をこんなにも惹きつける要素、その魅力はなんなのか。マンガの実写化は難しいと言われる世界でこのような成功を納めた理由はどこにあるのだろうか。10年経った今だからこそ!!私なりに花より男子の魅力についてアピール!宣伝!を!!したいと思う!!!

花より男子について知らない人がいるとは思えないし信じたくないが、一応かるーーーーく説明しておく。主人公牧野つくし(井上真央)はお金持ち私立高校の英徳学園に入学する。英徳学園はF4(Flower4)と呼ばれる金持ちトップ4人組によって仕切られていた。そのF4が道明寺司松本潤)、花沢類(小栗旬)、西門総二郎(松田翔太)、美作あきら(阿部力)の4人。ある日ひょんなことから道明寺がつくしに惚れてしまい…とまぁとりあえずこの5人のクソブッとんだ話(まとめられなくなった)が「花より男子」である!!ちなみに原作も割りとブッとんでる。いや、なぜそうなる?ってツッコんでたらキリ無いしそのうち感覚がマヒして全てを受け入れられるようになる。安心してください。

まず何がすごいって、キャストである。見た目はとりあえず置いておいて、もう松本潤道明寺司でしかないし、道明寺司松本潤でしかないのである。他に道明寺役をやれる人が思い浮かばない。牧野つくしも、花沢類も、西門も、美作も、以下同文である。キャスティングがピッタリすぎる。F4の4人は金が似合う。大豪邸が似合う。リムジンが似合う。自家用ジェットが似合う。おかしいだろこんな高校!こんな自宅!!とツッコむ余地も無いくらいに4人の美しさと纏うオーラが何もかもを補っている。花より男子の魅力其の一、キャスティング

次に花男そのものの面白さ。神様仏様神尾葉子先生。登場人物の持ち物や服装が序盤と終盤でだいぶ変化が出てくるほど連載がながーーーく続いているのに面白さだけは変わりが無い。つくしと司はくっつきそうでくっつかないし、くっついたかと思えば司はNYに行くし、帰ってきたと思ったら司の婚約者が現れたりと、おおおおここでそうなる!?と思わず声に出してしまうほど話の展開は一級品である。そして5人のキャラ設定、5人を取り巻く登場人物達、みんな濃い。濃すぎる。結晶ができそう。F4だけでだいぶ飽和状態なのに、他の人たちがこれまたいろいろやってくれる。これを読んで花男を見たくなる人がいることを願って登場人物のネタバレになるようなことは避けたいので言及しないことにするが、とにかく主役以外の登場人物に注目して見るのも一つの楽しみ方である。さらに、マンガを実写化する際に全く同じストーリー展開で原作に忠実に進んでいくのは難しいものである。その点において花男は優秀であった。二次元のものを三次元にしても魅力が残る部分はそのままに、むしろそのままの方がキレイな部分は積極的に残す。しかし三次元、しかも映像に起こす場合少なからずシーン背景や言い回しなど変えていかなければならない部分は多い。その原作を離れたところでの世界が原作を壊さず、話が大幅に逸れることも無く、適度な距離をとった場所で存在出来ていた。例えば、つくしと司の最初の待ち合わせ場所は原作だと原宿のハナエモリビルであるが、ドラマではご存知の通り恵比寿ガーデンプレイス時計広場である。あと話の後半で司が記憶を無くすところで記憶の無くし方、取り戻し方は全く違う。その一方リターンズでつくしが司の家を出て行くときのシーンは原作通り大雨。つくしと司は傘もささずに会話を交わし、つくしは最後泣きながら出て行く。原作通りのシーンのために真冬にホースから出る水を浴びながらの撮影だったそう。花より男子の魅力其の二、ストーリー展開。

花より男子主題歌は嵐「WISH」、挿入歌は大塚愛プラネタリウム」。花より男子リターンズ主題歌は嵐「Love so sweet」、挿入歌は宇多田ヒカル「Flavor of life」。花より男子ファイナル主題歌は嵐「One Love」、挿入歌はaiko「Kisshug」。そしてそれぞれのサウンドトラック。ドラマと音楽の親和性が群を抜いて高い。主題歌、挿入歌の歌詞がまるで書き下ろしのように聞こえる。「Love so sweet」の二番の歌詞「あの頑なでいじっぱりな 僕を変えた君の手 Love Story 歩き出す / 曲がりくねってた二つの旅路はここで一つ虹になれ」の歌詞で号泣出来るのは私だけではないだろう!誰か共感してくれ!!そして「One Love」の「100年先も愛を誓うよ」。この普通の人が言ったらただ重たいだけのセリフ、もう司しか言えない。つくししか受け止められない。歌詞とドラマのリンクのレベルの高さが抜群である。さらに花男はサウンドトラックが有能。サントラを聴きながら街を歩けば誰でも牧野つくしになれる!(歪んだ趣味)このように音楽だけ取り出しても花男が楽しめる。音楽だけでも楽しめるように映像に盛り込まれている挿入歌とサウンドトラック。音楽のおかげで目だけでなく、耳でも花より男子の世界を感じることができる。そして音楽だけ後から聞いても思い浮かぶつくしとF4の5人。なんてこった…寝てる時以外の時間は花男に浸れるこの世界……。花より男子の魅力其の三、ドラマを盛り上げる音楽たち。

以上3点を大きなポイントとして紹介してきた。だが花男の魅力はこれだけには収まらないし、もっと細かい魅力に溢れているし、見なければわからない部分がたくさんある。私の足りない語彙力では花より男子の世界の魅力を120パーセントでお伝えすることが出来たかどうか不安だが、1人でも「花男見返してみようかな」とか「花男見たことないし見てみようかな〜」と思ってくれたら幸いである。
花より男子が10年前…という事実に正直驚きを隠せない。今の小学生中学生はきっとリアルタイムで知ってる子は少ないだろう。だがいくら時が経っても輝き続ける花男。見たことがない世代にはどんどん見せていきたいし、「あ〜懐かしいね!」と思わず言ってしまうような人達には10年前を思い出しながら見てもらいたい。ここまできて疑問に思ったことがある。私は花より男子のなんなんだ宣伝部長だったのか!!!!

ありがとう宮城!

ARASHI BLAST in Miyagi が9月19.20.22.23日の4日間、世間的にはシルバーウィークと称されるこの時期に開催された。私は都市伝説かと思っていた復活当選というものを体験し、見事オーラス23日の公演に入ることができた。今回のこのBLAST in Miyagiは東北復興支援という形をとっており、宮城県のひとめぼれスタジアムで開催され、スタジアムのまわりでは宮城県や東北の名産品が販売されたり東北限定の商品が出ていたりと、フェスのような雰囲気も持った催し物になっていた。
当日の私の活動がタフ過ぎたと私の中で話題なので書き留めておく。前日の22日。帰宅時間がまず23日の0:30。何故なら10時半から焼肉に行っていた。まだまだ若いな、自分。シャワーを浴びてよし!寝れる!となったのが1時半ごろ。あれ、私3時半とかに家出ようとしてたな……あ、これはもしかして寝ない方がいいやつなのでは?!と謎の思考回路を開発してしまったおかげでとりあえず暇をつぶしていた。結果30分だけ寝てしまったので30分睡眠で家を出発。この時3:30。自宅の最寄りから始発に乗ってもアクセスツアーの集合時間に間に合わないことが分かっていたので最初から流しのタクシーを捕まえて渋谷まで出てから電車に乗ろうという計画だった。こんな時間にそんなすぐにタクシーは捕まらないと勝手に想像して渋谷方面に向かって国道を進んで適当なところで捕まえて可能な限り安く向かおうとしていた。出発して3分後の私「タクシーめっちゃいるやん」。リアルに声が出た。早朝で真っ暗で他の人がいなくてよかった。とりあえずタクシーを捕まえてここからだったらいくらかかるか聞いたところ、1600円ほどと言われたのでもう少し歩いて乗ろうと決心。先へ進む。数メートル歩いた先で「お客さん!」と呼ばれてこの声のする方を見るとさっき料金を聞いたおじさん。なんとこれから帰るところだから安く連れてってくれる、ということでなんと格安で連れて行ってくれた。こういう引き運だけは強いのである。この頃私はツイッターで「流しのタクシーは捕まるのか、乞うご期待!」やら「早く出過ぎた感マックス」やらふざけてしかいないツイートばかりしており、まさかこれで4時前に渋谷に到着してしまうとは夢にも思っていなかった。渋谷で乗りたい電車の始発はなんと4:32であった。ワオ。40分くらいヒマだな?やることがまずないのでファミマでパンとお菓子とガムを購入。それでもあと30分近くあった。とにかく待った。待って待って待って待った。そして渋谷始発に乗り、集合場所の池袋へ向かった。ここまでがとにかく長かった。友人と合流、バスに乗車し車内の大部分が睡眠モードの中、そこそこなボリュームで盛り上がってしまった。反省してます。そのあとすごいスピードで寝たので許してください。そして10時20分ごろ、宮城ひとめぼれスタジアムに到着。キ、キ、キ、キターー!!!初遠征!アクセスツアーという強い味方がいたものの、無事会場に到着!!!!我々の心配は東北限定のミスタードーナツだったのですぐさま並ぶ。整理券ゲット!ミスドも1時間程度並んで入手完了!!日陰を探してシートやビニールをひいて滞在場所も確保。牛タンも牛タンフランクも食べられたし、晴天の原っぱで少し昼寝も出来たくらい文句のない完璧な開場前の時間の過ごし方だった。
そしてついにスタジアムに入場。とても良い席だったわけではないが十分満足。広すぎないサイズ感のスタジアムに感動。その上晴天。なんて完璧なんだ!!!!4時半、ついに開演。久しぶり(正確にはLOVE東京公演以来1年と9ヶ月ほどぶり)の嵐のコンサート、今年入ったコンサートのどれよりも緊張した。会場を盛り上げる曲や最近リリースした曲などが続き、MCコーナー。このままこの日の昼の12時から生放送されていたミュージックステーションと中継が繋がる。コンサート中にテレビ中継を繋ぐのは初めてだったらしく、嵐本人たちも少し緊張気味というかどうすればいいか少し掴めていない様子だった。そんなこんなで無事生中継も終わり、本編後半に突入。ここからの一連の流れが今回のこのコンサートで一番良かった。好きなところをガンガン言及していこうと思う。ハダシ、CARNIVAL NIGHT part2、GUTS!、このテンションのままファイトソング。会場の盛り上がりは最高潮だった。そして次は松本ソロ。個人的な希望はどうにかしてDance in the darkを歌って欲しかった。そして是非宮城の空をヴァンパイア姿の潤くんに飛んでもらいたかったが、二宮ソロの時点でその夢は割りと儚く散った(二宮ソロがLOVE収録曲だったので)。松本ソロはオリジナルアルバム、僕の見ている風景に収録されている「Come back to me」。彼がこの曲を選んだのは自分たちが宮城にCome backしたんだ、という意思の表れだったのだろう。「悩みも不安も全部go away その喜びだけをペーストeveryday Just a 微笑みだけを放ち続けてくれ 音と光で変えるrainy days / 用意はいい?その先に僕らを待つ試練と日々に 壊れそうになっても光は射すから / どこまでも行けるから Come on,don't give up! 今を逃さなければきっとmake it better 」歌詞にも彼の気持ちが、意思が、東北への想いが、1番強く表されていた。この時の演出など、今回使われていたフライングの演出は3Dフライングと呼ばれるもので、前進しながら上下の動きをするのが通常のフライングだが、今回のものは斜めの動きも可能になり、縦横無尽にスタジアムをフライングしていた。彼はまたこうやって、誰よりも先へスマートに進んでしまう。どうしても彼には追いつけない。手の届きそうなところにいるかと思って手を伸ばしても、すぐに一歩進んでいるのだ。嗚呼、松本潤の担当になってよかった。そして次は櫻井ソロ。「Hip pop boogie chapterⅡ」この1曲でとにかく泣かされた。コンサートでこんなに号泣したのもなかなか無いと言えるほど泣けた。老けたわけではない。櫻井が作詞した歌詞一つ一つに感情が揺さぶられ、普段テレビで見る櫻井とはまた違った「嵐の」櫻井翔がとんでもなくかっこよかった。気に入った歌詞をあげていって一つ一つコメントしたいところだがキリがないので割愛。「MY LIFE IS MY MESSAGE」と歌った櫻井の、言葉に出来ないあの説得力とも言える力が背中をドンと叩いたような。あの感覚が忘れられない。天の頂を手に入れるに相応しい櫻井翔は力強くそこに立っていた。
シングルリミックスで踊るコーナーもここ最近の5人のパフォーマンスの中でも1.2を争うレベルで個人的には気に入った。5人だけのステージ。よくよく考えたらバックをつけない嵐のコンサートにはいったのは初めてだった(アラフェスは落選祭)。縦花を1列になって歩く5人の気迫がスタジアムのスタンド席一番後ろまでガンガン伝わっていたと思う。とにかく本当にこのリミックスコーナーが良かった。語彙が足りないのが悔しいほどである。いつからこんなに5人のダンスは息があって揃うようになったのだろう、と思わざるを得なかった。その最高の流れのままSakura。ちなみに私はSakuraのイントロが大好物なのでイントロだけで頭抱えた。いや双眼鏡覗いていたので「ウワァSakuraァァ(涙)」って多分一人で呟いた。どっちでもいいけどとにかくSakuraが好きだ。このシングルリミックスが好きなのは最後にSakuraがきたからかもしれないが、5人だけのステージがとてつもなく輝いて見えたのは間違いない。目が離せないとはこのことだった。火と水が同時にステージを囲んでいて、そんな相反するものさえも共に存在させてしまう嵐のパワーはとどまることを知らないんだろうなと、世間も巻き込んでただただ大きくなっていくんだろうなと、圧巻の一言だった。
そしてラストスパート。4カウントでPIKA★★NCHI DOUBLE。私の涙はもうすでに過去のもので、というかもう涼しくて乾いていたけど、また一瞬でテンションはあがってしまう。あーコンサートが終わるのか、と考えてしまう自分の脳ミソは溶かしたい気分だった。迷宮ラブソング、A・RA・SHIと続いて、5人の挨拶。野外の会場、ひとめぼれスタジアム宮城でコンサートをやる意味、理由、真意、全てが繋がったように思えた。震災の犠牲になった方達が空の上からでも見えるように。みんな同じ空の下にいるんだと嵐が伝えられるように。この挨拶をしてる間、潤くんは今にもあの大きな瞳から涙が溢れそうで力を抜いたら倒れてしまいそうで、そんな彼の口から出る一言一言が少しでも多くの人に伝わるようにと願ってやまなかった。最後の曲の前に月が綺麗だからペンライトを消してほしいと天使松本潤が言ったのでそそくさとサイリウムをタオルに隠す。そのあと、あ、ケミカルライトは消えないからいいよと笑いながら言った天使、プライスレス。そして果てない空。照明がほぼ消えて星や月が照明状態。全力で空を仰ぎながらだれも忘れてないと5人は歌っていた。アンコールは愛を叫べとユメニカケル。想定内想定内。ユメニカケルはこのBLAST in Miyagiのアンコールとして完璧な曲だった。いつも最後はこうやって励まされて、コンサートが終わるのだ。

今年度、運良くいくつかのコンサートに参加することができた。もれなく全て楽しくて盛り上がって、あーコンサート最高〜となる。でもこんなに感情を全て巻き込んでくるのは間違いなく嵐のコンサートだけだろう。喜んで、笑って、泣いて、この通り感情を全て持っていかれてしまう。そして彼らのパワーに便乗してだが、私のこのコンサートへの参加が東北復興の手助けに少しでもなれたのなら、これ以上の幸せはない。空はつながっているという彼らの言葉を信じて前に進んでいければ。道がないなら作ればいい。その先果てない道歩いてこう。
ありがとう宮城!!

全身で気付いてしまった

初めて、V6のコンサートに行ってきた。
新横浜に向かい、横浜アリーナまで歩き、友人と合流し、グッズの販売スペースまで行き、坂本くんのうちわとペンライト一つずつくださいと抑えきれないテンションを気合いで押さえながら物販の人に伝え、グッズを手に入れた。初めて手にした坂本くんのうちわを持って「家宝!家宝!!家宝にする!!」と騒いだので迷惑だったかもしれないがコンサート会場とはこんなものだろう。入場口でV6みくじというものを手渡され、エレベーターに乗りながら開封。「オチャダです!」と書かれた岡田くんの小吉カードが出てきて爆笑してしまった。悪意は無い。コンサートについてそろそろ話す。とにかく楽しかった。楽しいとはこれだ、と言わざるを得ないステージだった。その上会場の居心地がとても良い。あの雰囲気は他のグループでは味わえない。フワフワした会場の雰囲気、そこから生み出されるファンとV6の一体感は他のコンサート会場では無いと直感的に思った。グッデイ、Believe your smile、愛のMelody、CHANGE THE WORLD、愛なんだ、WAになっておどろう、UTAO-UTAO、HONEY BEAT。C&Rや振り付けがある曲を歌っている時、ふと会場全体を見渡したくなってしまう。ファンがV6を見ながらメンバーと同じ振りを踊り、声を出し、楽しい!!と全身で伝える。こんな雰囲気を纏った会場は初めてだった。そして歌っているV6も、そんな会場の雰囲気を楽しんでいるように見えた。V6の関係性、ここではファンを含めての話だが、まるで大家族。坂本くんと長野くんが夫婦と呼ばれているのはただの冗談ではなかったようだ。比較として他のグループのファンとメンバー間についても考えるが、嵐は高校の同級生の集まり。コンサート会場に充満しているのは嵐の5人から滲み出る学校生活をただ送っている高校生のような空気。5人の距離はまるで教室で放課後をダラダラと過ごしている5人組の程よい距離である。付かず離れず、嫌なところがあったとしても全員が互いにまるっと受け入れている心地よい関係なのだと想像する。A.B.C-Zは仕事仲間。お互いに尊敬しあい、スキルを高め合い、意見をぶつけ合って高いところを目指す、仕事仲間。コンサートでは難しい振り付けをファンが楽々踊ってしまったり、ペンライト演出も企画されることがあるので共にステージを作り上げており、ファンはこれまた仕事仲間。この関係も他には見ない雰囲気があるのでとてもすきである。NEWSは大規模デート。コンサート会場はNEWSからファンへの大きな愛と、ファンからNEWSへの大きな感謝でいっぱいになる。NEWSのコンサート会場はただただ大きな愛で包まれていて、これまた魅力的な空間である。V6含め4グループの違いについて考えたが、こんなが違うのかと目を疑うほどグループによって会場の空気が違うので本当にビックリする。話がだいぶ逸れてしまったので元に戻す。V6の話だ。この雰囲気は話が詰まっても話に収集がつかなくなっても(笑)家族のような空気感が全てを包んでいて、どうやっても壊れない。そんな会場に入ったのは初めてであったのでとても居心地がよかったのである。そしてファン間に多少なりとも存在する嫉妬とも言える感覚はまず少ない。なんて平和なコンサート会場なのだろうか。

ここで忘れてはならないのはガシガシ歌って踊るV6である。THE平和曲を歌っている時とは正反対に、まさに「魅せ」にきている。20年たっても衰えないその技術、パフォーマンス。ダンス経験なんて特に無いので話してる内容は酷いかもしれないが大目に見て頂きたい。V6の6人のダンスはとてもまとまっている。これは揃っている、とはまた違った魅力である。6人は体型も違えば、クセもまたある。足をあげたり、手を回す振り付け、その1つ1つとっても6種6様である。だが、自然とまとまって見える。1人1人が主張しすぎるわけではなく、まさに息があっていると表現すべきもの。見れば見るほど6人の魅力があり、のめり込むように見てしまう。先ほど言及していた平和なV6とは裏腹なこの一面がV6の大きな魅力の1つだ。全身でこの魅力に気付いてしまったので自分の今後がまたどうなるか不安でしかない。
そして今回再確認したことは、V6は本当に良い楽曲が多い。メロディーや歌詞などでどれもがV6の良さを全面にアピール出来るものばかりだ。私はGUILTYとAirとsupernoveが聞けたのでもうこの世にやり残したことはない。GUILTYの「痛みになる〜」とAirの「機嫌直して〜」に8000円払ったと言っても過言ではないくらい好きだ。
今回座席の関係で剛くんと岡田くんをとても近くで見た。一緒に入った友人が剛くん担だったので、彼女は大感激大感動していたが、私はコンサート終了後すぐに出てきた感想は「あ〜楽しかった〜〜」なのだ。とにかく笑って歌って踊って見て、テレビで見る時とはまた違った魅力に出会った。初めて行ったのにあの圧倒的なホーム感。誰が見に来ようと受け入れてくれる、V6とファンのレベルの高い経験値から生み出された空気。また追いかけたいものが増えてしまった。今後の私の破綻ロードに乞うご期待。である。

どう考えても魅力

突然だが、ここで「高校生」について考えてみたい。久しぶりの更新でこんなテーマであるが心配しないでほしい。そして私はそんな変な趣味とかではない。

青春とは。人によって捉え方や時期は少しずつ違うかもしれないが、ほとんどの人が高校生時代のことを思い浮かべるだろう。あのキラキラした時間や思い出はどうやって作り出されるのだろうか、何故、終わってからその輝きに気付くのだろうか。そして私は何故こんなことを考えているのか、私が女子校出身だから、恋仲で流れる高校生時代のワチャワチャしているシーンを見て憧れているわけでは決して無い。断じて無い。もちろん、モンストのCMに目を奪われてしまったからではない。

まず、「制服」というものの威力が凄い。毎日毎日同じ制服を着て、はやく脱ぎたいと思っていたのもついにいい思い出となってしまった。小学生も、中学生高校生も、大学生も、みんな同じ「学生」であることに変わりは無いが、何故だか「高校生」というブランドはそのどれよりも強いものである。その何より強い力を持ったブランドを自ら社会にアピール出来る制服。
何故制服はパワーを持っているのだろうか。何気無い日々の生活でも制服を着て、教室で喋ったりマックで勉強したりするだけで特別な思い出になる。この力はどこからやってくるのか。
そしてあの若さ。若いって素晴らしいと最近本当によく思う。そこのあなた、それ老化ですよとか言わない。私が高校生だった時思っていたのは「あとお金と時間さえあれば…」。行動力も思考力もある程度備わる高校生、やる時はなんでもやりきってしまうし、どこへでも行けてしまう。その怖いもの知らずな強さは後にも先にも高校生の時だけだろう。若さ故の力はこの時の特権だったのだろう。若さ故の楽しさ、悲しみ、間違い、全てひっくるめて青春だ。
少し自分の経験の話になってしまうが許してほしい。私の場合青春と言われると、中高の6年間になる。中高一貫の女子校に通っていたからである。高2、高3の辺りで薄々気付いていたが、どうやら私の学校(学年)(周辺)は少しおかしかった。例を挙げるなら、水風船やシャボン玉やゴム風船は遊び道具で、廊下でテンションがあがって水風船をやったあと、片付けが大変だと気付いて爆笑したり、部活前に校内で鬼ごっこをしてクタクタの状態で部活に参加したり…。例えば?とよく聞かれるが、毎日こんな様子だったのでいまいちたくさんエピソードを覚えていない。これは私だけではなくてみんなそうらしい。とりあえずまずなんでもないことで爆笑(文字通り爆発的に笑っていた)し、何故か共通の笑いのスイッチがあって、街中の出来事なり看板なりですごい勢いで笑えたり、毎日毎日みんなが小さな楽しみを拾って集めて、日々をとにかく笑って過ごしていた。こういった生活が終わるなんてことは当時は全くと言っていいほど気にしてなくて、気がついた時にはもう卒業間近、という状態だった。卒業式も謝恩会もとりあえず忙しいと楽しいしか無くて、最後だから楽しもう、という感情はあったといえばあったが、その本気度に関しては全くなかっただろう。何故なら「終わる」ということが分かっていなかったからだ。
制服のパワー、若さという武器、その答えは儚さだと思う。制服を正しく着ていられる時間は、意外と短い。いつか着れなくなってしまう。「制服には終わりがある」。終わりがあることをその時は分からなくても、終わってから気付くことがある。
つまりここで何が言いたかったかといえば、青春というのは始まった時点で既に終わりに向かっていて、終わってみないとその大きさに気がつくことが出来ないということだ。街中を笑いながら歩く高校生を見て懐かしさと同時に少し切ない気分を覚えるのは、その風景に過去の自分を重ねて、何故あの時の大切さに気が付けなかったのかと後悔してしまうからだろうか。気付いた時にはもう遅い。まさにこのことだ。だから現役DK、JKの皆さんには今の自分を精一杯謳歌してほしい。今皆さんが着るのがめんどくさいと文句を垂れているその制服は嫌でも脱がなければならない時が来る。やりたいことがある時はやる。寝たい時は寝る。食べたい時は食べる。遊びたい時は遊ぶ。親や先生に怒られたって(怒られて笑い事にならない人は怒られるギリギリのラインで)、楽しいことは楽しい。是非後悔のないように、時間を大切に使って欲しい。

でもここで思うのは、青春は終わってから気が付くからこそ、大人になってから輝くものなのかもしれない、ということである。あの時を大切にしておけばよかった、と後悔しながらも、何も考えずに生きていた時間が今とても愛おしい。この矛盾だらけの素敵な時間、青春。まさに青い春。未熟な人間の、人生における春。どう考えても魅力しかない。

見せないことこそが美

オタクとしての夏が終わる。今年の夏はA.B.C-Zファンミーティング、ガムシャラ、サマーパラダイス橋本ソロえび公演、計4つの現場で終了する。今年はプライベートのこともそこそこ忙しかったので、スケジュール帳を見ると丸一日暇で自宅でお菓子を食べながらDVDを見るといったTheオタク!な日は無かった。そのためHDDの中身がパンパンである。家族で共有のHDDをほぼ私が占領するようなスタイルになってしまっているが、そろそろ片付けないと家族に叱られるので早急に編集とダビング作業を開始しなければならない。ところで私はこんな話がしたいのではない。
昨夜、録画した「ジャニーズJr.の超ガムシャラ!意外とスゲーじゃんって言われたい‼︎」を見た。テレビ朝日で毎週土曜の深夜に放送されている「ガムシャラ!」は個人的にとても気に入って見ている。今年の夏のガムシャラサマーステーションもパフォーマンスバトルを見たいと私が安井担の友人に話したところ連れて行ってくれた。昨夜見たこのガムシャラの特別番組は3泊4日予定があって出かけることになったためテレビ欄をまとめて確認していた時にたまたま見つけたので録画した。結論から言うと、録画して本当に良かった。

この番組はガムシャラ!サマーステーションのパフォーマンスバトルの裏側に密着していた。画面に映るのは約1ヶ月半から2ヶ月間チームそれぞれのパフォーマンスを練習する計25人のジャニーズJr.。彼らはそれぞれの仕事をこなしながらその合間に練習している。ショーバスケ、フリースタイルダンス、ファンカッション、ダブルダッチインラインスケート、どれも簡単にはこなせない種目である。彼らはジャニーズJr.としてライバルでありながら、5人1チームとして組んだ5人は仲間としてひと夏を過ごした。お互いに高め合い、刺激しあい、励ましあい、慰め合い、仲間がいることの良さと意味を強く感じたと思う。そして今年のこのパフォーマンスバトルは2回目。チーム内に昨年の熱い夏の経験者がいるチームもある。ジャニーズJr.としての先輩後輩、パフォーマンスバトルの先輩後輩。縦の関係と横の関係が存在する5つのチームはどれもとても魅力的だった。「やべぇ〜やべぇ〜」という増田に、「やべぇじゃねぇ!やるしかねぇだろ!」と熱く言い返す樹。「失敗してもそれ以上の覇気や表情を作ることがパフォーマンスだ。」「失敗も楽しもう。」とチームの士気をあげる北斗。1人で居残り練習をしようとした顕嵐に黙って一緒に練習した安井くんと宮近。パフォーマンス終了後、裏で「全力でやりきったから後悔ない!!最高!」と叫ぶ彼ら。エピソードを挙げればキリが無いが、こういったチームとしての関係性が本当に美しい。嬉しいことは5倍になって、悔しいことは5等分、素直で最高にアツい出来事がEXシアターの裏側では起こっていた。個人的な話だが私は中高の青春を部活に捧げた人間なので、サマステのこの夏はとても輝いて見えた。毎日決まった仲間と会い、辛い練習を重ね、たまにふざけて、日々を過ごす。そして本番を迎え、優勝チームが決まり、負けるチームが決まる。負けて悔しいという感情でその時はいっぱいだが、ひと夏を終え、落ち着いてこの夏のことを思い返せば、全て全力でやりきった自分と仲間のことで何も後悔はないはずである。中学生高校生としての絶対的な青春を送れない彼らにとって、忘れることのない青春になっただろう。

そして何よりこの特番を録画して良かったと思えたのは、彼らにとってジャニーズとは何かを聞けたからである。自分の小ささがわかる場所。人生そのもの。努力する環境が整えられている場所。それぞれ答えは人によって違ったが、彼らは本当にジャニーズが好きなのだろう。そして極め付けは安井くんの解答。「楽しそうで、ラクそうで、チャラチャラして見えてれば、それでいい。そうあって欲しい。僕のプライドがあるとすれば、それは見せないことだから。」この解答に、ジャニーズJr.、ジャニーズとしての精神がうまく込められていると思う。
ステージでキラキラ輝いているジャニーズ。楽しそうに歌って踊って喋って、見ているファンを幸せにする。頑張れば頑張るだけ自分に還元されて、憧れの先輩に近づけたり、人として大きくなれる。これらの陰には計り知れないような努力が存在するが、それを見せないことこそが美。
アイドルは和訳すれば「偶像」である。私達はまさに偶像を見て喜びを得ている。アイドルを好きになるとはつまり偶像崇拝である。そしてこの特番を見て、私達は彼らにとっての「美」をも見ているのだと実感した。努力していることを気にかけて、大変そうだったね、頑張ったね!お疲れ様!と言うのはもしかしたら彼らにとってのプライドを傷つけることになりかねないのかもしれない。魅せることと見せないこと、この2つは同時に存在しうる。どれだけ大変なことなのだろうかととても気になるが、ここは彼らの美のことを考え、言及しないことにしよう。
ジャニーズJr.だけに関して言えば、今ジャニーズJr.戦国時代といっても過言ではなさそうだ。彼らは自分の普通の人としての普通の青春を捨てて、ジャニーズ事務所に所属している。彼らの青春は決して無駄に出来ない。彼らは自分のプライドを守りながら、今日もステージ上で先輩グループの後ろで踊る。誰にいつ運が巡ってきて、誰がいつ誰の前で踊ることになるのかは誰にも分からない。巡ってくる運をうまく掴む、そしてしゃかりきに踊る。彼らは自分の青春の代わりにさらに大きなものを得ている。今後もジャニーズJr.から目が離せない。

誰よりも先を歩く

松本潤という人について。
誕生日のこのタイミングで考えてみようと思う。

とにもかくにも、まず、32歳のお誕生日おめでとうございます。
刺激的で最高な1年になることを遠くからお祈りしております。

少しファン歴のことを思い出してみようと思う。だいぶ自己満足度のレベルが高いですが流し読んどいてくれれば大満足です。

彼を初めて見たのは、2005年10月。
連続ドラマ「花より男子」がスタートした時です。
昼間にやっていたドラマの影響で井上真央ちゃんが好きだったことから、見るしかないと小学生ながら意気込んでいた。

道明寺司かっこいい…けどこれ誰!?かっこいい!!!!!
道明寺司役を演じているのが、嵐の松本潤だということを教えてくれたのは確か親です。(特に記憶にない)
松本潤?嵐?ん?ジャニーズ?あぁ、SMAPがジャニーズか。タキ翼もそうかぁ。(がきんちょを見てたのでほっさまで知っていたタキ翼)
最初の感覚はこういう感じだったと思う。
ジャニーズがそもそもなんなのかも多分あまり分かっていなかった。でもそこからのハマり方はすごかった。あんなに一週間が輝いていたことはない。当時学校があまり好きではなかった私は、とにかく花より男子のために毎日生きてたようなものだった。道明寺司が好きなのか、松本潤が好きなのか分からなくなるくらいには花男も大好きだった。今も外出先で花男サントラを聴きながら歩いて牧野つくしごっこをやったりやらなかったりする。ちなみに原作のマンガの完全版も全巻まとめて親から誕生日プレゼントでもらった(笑)

そして同時期に、我が家にパソコンが来たと記憶している。公式サイトに張り付いて、レギュラー番組やラジオの存在を知り、毎週まごまご嵐から宿題くんから本当に一生懸命すぎるほどだった。近所に住んでいたお姉さんが嵐ファンで、5×5をCDに落としてくれて、暇さえあれば聞く。聞く。聞きまくる。嵐の声を聞く。姿を見る。言葉を感じる。
何もかもが初めてだった。こんな世界があったのかと、こんなに自分がハマれるものがあったのかと、単純に幸せな感覚それだけが私を包んでいた。

彼に出会ってからあと1ヶ月と少しで10年たつ。
花男出は永遠の新規と呼ばれて10年。
10年間私なりに嵐を、松本潤を、見てきた。
22歳から32歳。年をとるということがどういうことなのか最近よく考える。私が初めて見た彼の年齢に自分がついに近づいている。

最初に見た潤くんには良い意味でも悪い意味でも「ガキ」。
勢いと気合いと周りの反応期待応援、それと少しのイキがりで、出来上がっていたような20代前半。
まこまご嵐で大野さんと海の家をやっているご夫婦のところにお手伝いに行き、仕事を振り分けられ、潤くんは焼きそばを作っていたのに、数分後には海に走り出している潤くん。
この回は花男リターンズなど仕事が積み重なっている時期だったような覚えがある。
頭ではなくてまさに感覚で生きているような、1人の未熟な人間の雰囲気が前に出ている感じが割と好きだった。

2006年初のアジアツアー、2007年初の単独ドーム公演、2008年初の5大ドームツアーと国立競技場公演、2009年には嵐10周年。
2007年冬花より男子リターンズ、2008年夏花より男子ファイナル
本人の話は何回もいろんなところで聞くが、何回聞いてもこのあたりが嵐にとっても松本潤にとっても、大きなポイントであったように思う。CDをリリースしても今の若手のグループのようにファンや世間の基盤がしっかりしていなかったため、CDは売れない。私自身が体感していたわけではないが、想像するにファンにとっても本人にとっても大変辛い時期だったのだろうと容易に想像出来る。花より男子リターンズの主題歌となった2007年リリースのシングル、Love so sweetが年間シングルランキングで4位。
その頃の潤くんは24.5歳。20代中盤頃。そこからは本当にめまぐるしい。いろいろなキッカケやタイミングではあるけれども、花より男子のスタートが全ての始まりの大きな一因であることは間違いない。
2009年、10周年はみんなでお祝いしようと言って、ドームと国立競技場での公演、ベストアルバムのリリース、5×10を作詞作曲、想像以上の周りの祝福、とても派手に1年が過ぎた。勢いで進んでいたような1年。この時彼は26歳。
そして2011年東日本大震災。その年の嵐はコンサートを開催することよりもそのコンサートにかかる電力を節約しようという目的でツアーの始まる少し前に東京ドームで初めてのワクワク学校を開校した。オリジナルアルバム「Beautiful World」。このアルバムやドームツアーのインタビュー、パンフレットを読むと、彼はとても大震災に影響を受けたのだろうと思われる。自分たちが何を発信できるのか、しなければならないのか、どういう意識でいなければならないのか、何が大事なのか。アルバム曲でMVを作ったのはこの時がとても久しぶりだった。その曲は「まだ見ぬ世界へ」。彼らは本当にまだ見ぬ世界へ行くつもりだったのだろうか。まだ見ぬ世界を切り開いていくつもりだったのだろうか。
まだ見ぬ世界へ、虹のカケラ〜no rain,no rainbow〜、negai、遠くまで。
どれもまるで日本への嵐からのエール、メッセージに思える。雨が降らなければ虹は出ない。落ち込んだ世間を励ますようなアルバム曲だったが、潤くん自身はとても物事をカタく考えていたと思う。コンサートや大勢の人が集まること、協力すること、に重い意味を置いているように感じた。
2012年オリジナルアルバム「Popcorn
名前の通り、コンセプトも明るく弾けたものとなっており、前年とは打って変わって嵐の嵐らしい明るさがが全面に出ているコンサートだった。この時の彼も同時に前年とは違って、明るく行こう!というようなテーマでやっていたと思う。この頃から彼の纏う雰囲気はまた一味違うものになった。

2008年頃から2011年までは進化で、2012年から今まではレベルアップしているようなイメージ。花より男子に始まり、彼は1人でとても大きなものを背負っていたように感じる。アルバムやコンサートのコンセプトを5人で話し合って決める。その作業の中でも彼は自分の意見を主張し、コンパスを持ち、向かう方向がバラバラにならないように指揮をとる。5人とその周りのスタッフ全員の意識を統一して、みんなで横に並んで進もうとする。道を切り拓く。5人は全員嵐のことをとても考えているけれど、誰よりもそれをカタチにしようとしたのが松本潤であると思う。考えて考えて考えて、その時その時の答えを見つけようとする。ストイックで頑固で真っ直ぐで素直で真摯。実は少し不器用だけど、それを感じさせない全力の努力。彼のやれることは全部やるその姿勢を今までずっと見てきた。始まりが花より男子だっただけに見た目や雰囲気で最初は掴まれたが、知れば知るほど彼の人柄、考え方、生き方に魅力を感じるようになった。年を重ねれば重ねるほど、彼の凄さが分かるようになった。私が応援するジャニタレはみんな性格、考え方が好きな人だ。でも彼のことは断トツで尊敬している。彼の考え方、生き方、全てに影響を受けてきた。これからも一生影響を受け続けると思う。
そして彼は変化し続ける。流れに身をまかせることはせず、自分の道を開拓する。時代の先端を進み、自らチームのコンパスを握ることが誰よりも似合う人、松本潤のことをこれからもずっと見続けていきたいと思う。32歳のお誕生日、おめでとうございます。

少年のままでいてほしいと思うのは

初めまして。あすぱらと申します。
この度、はてなブログを始めてみました。はっきり言いますと、この類のものはツイッター以外に続いたことがございません(堂々)
Amebaブログも、クルーズも、全てが中途半端なところで終わっています!!
レイアウトにこだわり、自分が満足するブログページが完成すると、ストン、と興味が抜け落ちます。人間、そんなものですよね。(ハハッ)
そしてあと、単純にブログを書く時間が無い。年を重ねまして、電車に乗る時間が30分ほど短くなりました。ツイッターを遡るとあっという間に目的地に着いています。
まぁ何が言いたいのかと言いますと、のんびり書きたいときに書きたいことを書こうと思ってるということでーす!(適当にまとめた)


そして一番最初のブログ、何を書くのかといいますと、「Summer Paradice Ha“ss”hy Concert」についてです。なんなら橋ソロについて書きたかったからはてブロ始めました。

今回のソロコンについて書くにあたり、避けられないエピソードは、先々月あたりのJonney`s netでの橋本くんの投稿に関してです。

正直に言うと、私はあのブログを読んで、最初は何も深いところまで考えていませんでした。いつもの文章と雰囲気が違うなぁ、ダイエットしてるんだ、へぇ。最後の部分は気になるけど、いつも通りの橋本くんと何も変わらずに気まぐれなところもあるだけなのだろうと、ただそれだけでした。

でもそのブログが更新されたあとの少年倶楽部を見て、えびちゃんずーを見て、雑誌を見て、私の知っている橋本くんじゃないな、とゆっくり実感することになったのです。心の中をいつもと違う色がじわじわと侵食されているような気分でした。橋本くんを見ても違和感しかない。

「何か違う」

橋本くんを見る度に、言葉に出来ない感覚が押し寄せて来ました。
私達、ただのファンには分からないプレッシャーや考えに押され追いかけられ、精神的なものから無理なダイエットを始めたのかもしれない。
いろいろな考えが頭をよぎりましたが、ABC座の会見での発言を聞いて少し安心、納得した部分がありました。
自分の誕生日にスリムな体型の自分を自分にプレゼントしようと考える人なんて初めて見ました。

心配する人、落ち込む人、失望する人、橋本くんがそれでいいならそれでいいと言う人。私の周りにはいろいろな考えを持つ人がいましたが、私はそのどれにも当てはまりませんでした。
どう思えばいいのか分からなかったのです。そこにいるのが、橋本くんとは違う人がいる気分だったから。

その感覚のまま、ついに初めてのソロコンサートの日が来ました。どうなるんだろうという不安と緊張とが入り混じって、ハッキリ言えばコンサート直前のあの特有の興奮はどこにもありませんでした。

友人と合流し、グッズを買い、入場し、自分の準備を済ませ、暗転。

Dance!、砂グラ、ばにら、たくさん踊って歌う橋本くんは私の変な心配とは裏腹に、とても良い意味でいつもと違いました。
ダンスのキレが違う、ターンがまたさらに綺麗に。歌声もいつもと違う。声量がとても変わっていました。そして何より歌っている時の雰囲気が違う。A.B.C-Zとして歌っている時とは違う橋本くんがステージの真ん中で歌っていました。
全体として、いつも以上に全身で歌って踊る橋本くんは「私の知らない大人の橋本くん」になっていたのです。

特に印象に残っているのはMCの内容です。
ソロコンをやるにあたり、最初はとても緊張した。セトリ、構成、全てを考えることはとても大変で今までA.B.C-Zの中で甘えてたのかもしれないと思った。ということ。
ここで、橋本くんは自分がまだまだ未熟で成長しなければならないと深く考えたのかなと感じました。
その未熟な自分に気付いたタイミングであのブログの更新の日。自分はまだまだで、「クラスの人気者」レベルでよかったかもしれない。そう、考えてしまったのかな。と思いました。

そして彼は想像もできないような努力をして、まず目に見えるところから変化をしました。
「ジャニーズ」である以上、外見はとても重要な要素の一つです。
TDCのステージから、去年の代々木頃のビジュアルがよかった?とファンに聞いた橋本くん。
分かったよ!じゃあ太る!と言った橋本くん。
もっと食べなさい!とお母様に怒られてしまった橋本くん。
橋本くんはファンに喜んでほしいと思っていると思います。いつでも私達の反応を気にする人だから。
そんな橋本くんは自分がやりたいことをやって、周りからの反応が期待するものではなかった時、どんな気分だったのでしょうか。
悲しかったでしょうか。怒りがこみ上げてきたでしょうか。

橋本くんがやりたいこと、私達が見たいもの。
ここに一致を求めるか、求めないか。
この点に関しては個人によって違いが出てくるところだと思います。ジャニオタをするにあたり重要視するのかしないのか、分かれる部分です。
今回のこの件についてもここが大事なところだと思いました。
私は「自担がやりたいこと」を見たい派です。
どんどん先を走って行って、新しいことにたくさんチャレンジして、成長していく自担を必死に追いかけたい。
ソロコンを見て、私は初めて橋本くんでこの感覚を覚えました。
デビューして、ドラマに出たり、映画に出たり、外部の舞台に出させてもらったりして、今までたくさん前に進んできました。
でも私は今までのことはそこに1人の人間の想像以上の努力があることも知らず、誰もが通る道なんだろうとどこかで思っていたのかもしれません。
でも今回は目には見えづらいけれど私を上へ上へと引っ張り上げてくれる、とてつもない成長がたくさんあったように感じました。
いろいろなことに気付き、考え、悩んで、逞しく成長し、大人になった面が、この夏の初めてのソロコンサートで表に出てきてくれました。

成長した面を見ることが出来て、嬉しくて、幸せで、でも少し寂しいような。
ずっとあの10代の橋本くんでいるものだと無意識に思っていました。これからどんどん成長していくのだと実感しました。
橋本くんがやりたいようにやって、納得してくれる方が大事だと感じました。
それでもいつまでも、あの無邪気な少年のままでいてほしいと思うのはオタクの勝手な想いなのでしょうか。