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どうか今日も適当に生きて

これが俺たちのコインロッカーベイビーズだ!

2016年6月4日。コインロッカーベイビーズ。初日。赤坂ACTシアター。無事、幕があがった。おめでとうございました!
原作を数ヶ月前に読んでから初日を迎えまして…。
ストーリー展開の話をすると、舞台だけ観劇してストーリーをしっかり繋げて理解しようとするのはちょっと難しいかもしれない。原作を読了した私でも1幕の前半は内容理解に頭持ってかれてたので…(アホなだけ?)

乳児が生まれて数時間後にコインロッカーに捨てられるという事件が多発した時代、その事件のほとんどが遺体遺棄で終わっていたにも関わらず、ある2件だけは生きて無事に助けられていた。その2件が、ハシとキク。彼らは孤児院で幼少期を過ごした後、ある夫婦のもとに引き取られ時間を過ごし始める。2人の生き様、エネルギー、才能、未来。過ちをおかしながらも前に進もうとするコインロッカー・ベイビーズの話である。

多分もう分からないと思う(?)この村上龍の名作を音楽劇として表現しようとするんだから尚更こと難しいような。まぁ確かに、ハシは途中で歌手になるし、原作中のセリフ1つ1つもまるで歌詞のような表現のされ方だから、劇中の歌も原作中の表現ほぼそのままのようなところもあって音楽はとても楽しめたけれども、ストーリーを気にしようとすると難しい…と感じる時が多々あった。
ただ全体を通した狂気さ、淫靡な雰囲気ははしちゃんとふみとにとってこれまでに無い舞台で、新しい2人が見れたと強く思う。ネタバレ云々の話になるし個人的にあの衝撃を観劇される方全員に感じて欲しいので言わないでおくけど(超言いたい)、もうあのシーンやこのシーンで声出そうになったけどとにかく我慢した…。1人で観劇したことをとにかくとにかくとにかく後悔した…。
これは会見の時から話になってたからネタバレにはならないかなと自己暗示でキスシーンの話しますけど、私的にはキクのキスシーンですげえ興奮した。劇中での唯一と言っていいほど貴重な「彼氏と彼女!!!!」感がよかった。いやまぁ全ては昆ちゃんのかわいさが要因ですけどね…。ハシのニヴァとのシーンもよかったけどね。ただあっちはニヴァが大人だったから落ち着いた感じで、事が済んでたので、キクとハシ同時にキスするから目!!やばい足りない!!今だけ増えて頼む!!!!ってところだったんですけど、まぁキク見てた。(はし担)

あと歌うシーンが多いわけなんですけれども、主観的にはしちゃんは歌が良くなったと思う。うん。彼、歌う時息が多めじゃないですか。一文字めとか、フェイクの「A」に「h」が入ってる感じ。今回その「h」を意識的に減らしてたシーンがあったように感じた。1人で歌うシーンは橋本良亮感強くしてたけど、郁人と2人でのシーンとかは上手く混ざり合ってた、みたいな。いつもがバラバラに聞こえるって意味ではないですよ!贔屓目かな…
いい意味で伸び伸びしてたかな。2人とも。「俺!!演技してるぜ!!!フゥ〜!!」みたいな雰囲気を纏ってた。郁人が何かのインタビューで「この舞台で演技が好きになった」と言ってて、やっぱりいい俳優さん女優さんに囲まれて稽古して本番を迎えると、演技が楽しくて好きになるんだろうなあ、と。これからもどんどん2人に演技できる場が増えるといいな。外部内部関係なく、2人の演技が観れる場が欲しい。

音楽劇だから(?)演奏も全部生バンドで、コンサートとかも基本はバンドチームがその時その時で音を鳴らしてくれるのがとても好きなのですごくよかったんだけど、舞台装置の奥の方にバンドがいて、もっと手前の見えるところで弾いていて欲しい。と、始まってすぐ思った。オーケストラだけじゃなくてギターとベースの「ギュゥイイイインンンン!」がちょうよかった。初日観劇の後に、演出家の方が宝塚の方だってこととか知ったんですけど、でもそういう情報は見る前に聞かない方が音をちゃんと楽しめるなあと、感じてしまった。初日観劇やっぱりすきだ。

次の土曜にまた観劇するので2人に成長が見られればいいな…と。ただジャニ舞台に飼い慣らされすぎてどんどん変更されて変化していく舞台じゃなくて初日からちゃんと完成形を見せてくれる舞台にただただ感動してしまった。

無事に東京楽、千秋楽まで、コインロッカーベイビーズチームが走り抜けられますように!またこうやって自担を通して良い作品に出会えてよかったです!いい感じにまとまったので終わり!!