晴れた土曜日、上向いて

理由ばっかり尋ねる世界でワケなど一つも無く。

10年前の10月21日

2015年10月21日。何日か過ぎてしまったが大目に見てほしい(自分に甘い)。
さて、この日は何の日でしょう?(サザエさんボイス)誰かの誕生日?誰かのデビュー日?いやいや違う。アスパラさんの誕生日?いやごめん全然違います。いや、ある意味誕生日かもしれない…10年前のこの日、私の人生は予定されていた道とは大きく外れ(?)、この狭くて広い世界に飛び込んだ。アイドルとの出会い、オタクとしての私の誕生日。そう、2005年10月21日はあの伝説的恋愛ドラマ「花より男子」の初回放送日である。全ての始まりがここにあるので私の全ての終わりの時は是非WISH流してください(訳:葬式で流してくれ)。

花より男子」。この銀河において他にこんなにゾクゾクする5文字の並びが存在するのだろうか。いや、しない(反語)。今までの少女漫画実写化ドラマの中で一番の経済効果をもたらしたのがこの花男であり、以降花男キッカケでジャニヲタを始めた人も多いと思われるため経済効果とか言ってられない。花男恐るべし。日本の女子をこんなにも惹きつける要素、その魅力はなんなのか。マンガの実写化は難しいと言われる世界でこのような成功を納めた理由はどこにあるのだろうか。10年経った今だからこそ!!私なりに花より男子の魅力についてアピール!宣伝!を!!したいと思う!!!

花より男子について知らない人がいるとは思えないし信じたくないが、一応かるーーーーく説明しておく。主人公牧野つくし(井上真央)はお金持ち私立高校の英徳学園に入学する。英徳学園はF4(Flower4)と呼ばれる金持ちトップ4人組によって仕切られていた。そのF4が道明寺司松本潤)、花沢類(小栗旬)、西門総二郎(松田翔太)、美作あきら(阿部力)の4人。ある日ひょんなことから道明寺がつくしに惚れてしまい…とまぁとりあえずこの5人のクソブッとんだ話(まとめられなくなった)が「花より男子」である!!ちなみに原作も割りとブッとんでる。いや、なぜそうなる?ってツッコんでたらキリ無いしそのうち感覚がマヒして全てを受け入れられるようになる。安心してください。

まず何がすごいって、キャストである。見た目はとりあえず置いておいて、もう松本潤道明寺司でしかないし、道明寺司松本潤でしかないのである。他に道明寺役をやれる人が思い浮かばない。牧野つくしも、花沢類も、西門も、美作も、以下同文である。キャスティングがピッタリすぎる。F4の4人は金が似合う。大豪邸が似合う。リムジンが似合う。自家用ジェットが似合う。おかしいだろこんな高校!こんな自宅!!とツッコむ余地も無いくらいに4人の美しさと纏うオーラが何もかもを補っている。花より男子の魅力其の一、キャスティング

次に花男そのものの面白さ。神様仏様神尾葉子先生。登場人物の持ち物や服装が序盤と終盤でだいぶ変化が出てくるほど連載がながーーーく続いているのに面白さだけは変わりが無い。つくしと司はくっつきそうでくっつかないし、くっついたかと思えば司はNYに行くし、帰ってきたと思ったら司の婚約者が現れたりと、おおおおここでそうなる!?と思わず声に出してしまうほど話の展開は一級品である。そして5人のキャラ設定、5人を取り巻く登場人物達、みんな濃い。濃すぎる。結晶ができそう。F4だけでだいぶ飽和状態なのに、他の人たちがこれまたいろいろやってくれる。これを読んで花男を見たくなる人がいることを願って登場人物のネタバレになるようなことは避けたいので言及しないことにするが、とにかく主役以外の登場人物に注目して見るのも一つの楽しみ方である。さらに、マンガを実写化する際に全く同じストーリー展開で原作に忠実に進んでいくのは難しいものである。その点において花男は優秀であった。二次元のものを三次元にしても魅力が残る部分はそのままに、むしろそのままの方がキレイな部分は積極的に残す。しかし三次元、しかも映像に起こす場合少なからずシーン背景や言い回しなど変えていかなければならない部分は多い。その原作を離れたところでの世界が原作を壊さず、話が大幅に逸れることも無く、適度な距離をとった場所で存在出来ていた。例えば、つくしと司の最初の待ち合わせ場所は原作だと原宿のハナエモリビルであるが、ドラマではご存知の通り恵比寿ガーデンプレイス時計広場である。あと話の後半で司が記憶を無くすところで記憶の無くし方、取り戻し方は全く違う。その一方リターンズでつくしが司の家を出て行くときのシーンは原作通り大雨。つくしと司は傘もささずに会話を交わし、つくしは最後泣きながら出て行く。原作通りのシーンのために真冬にホースから出る水を浴びながらの撮影だったそう。花より男子の魅力其の二、ストーリー展開。

花より男子主題歌は嵐「WISH」、挿入歌は大塚愛プラネタリウム」。花より男子リターンズ主題歌は嵐「Love so sweet」、挿入歌は宇多田ヒカル「Flavor of life」。花より男子ファイナル主題歌は嵐「One Love」、挿入歌はaiko「Kisshug」。そしてそれぞれのサウンドトラック。ドラマと音楽の親和性が群を抜いて高い。主題歌、挿入歌の歌詞がまるで書き下ろしのように聞こえる。「Love so sweet」の二番の歌詞「あの頑なでいじっぱりな 僕を変えた君の手 Love Story 歩き出す / 曲がりくねってた二つの旅路はここで一つ虹になれ」の歌詞で号泣出来るのは私だけではないだろう!誰か共感してくれ!!そして「One Love」の「100年先も愛を誓うよ」。この普通の人が言ったらただ重たいだけのセリフ、もう司しか言えない。つくししか受け止められない。歌詞とドラマのリンクのレベルの高さが抜群である。さらに花男はサウンドトラックが有能。サントラを聴きながら街を歩けば誰でも牧野つくしになれる!(歪んだ趣味)このように音楽だけ取り出しても花男が楽しめる。音楽だけでも楽しめるように映像に盛り込まれている挿入歌とサウンドトラック。音楽のおかげで目だけでなく、耳でも花より男子の世界を感じることができる。そして音楽だけ後から聞いても思い浮かぶつくしとF4の5人。なんてこった…寝てる時以外の時間は花男に浸れるこの世界……。花より男子の魅力其の三、ドラマを盛り上げる音楽たち。

以上3点を大きなポイントとして紹介してきた。だが花男の魅力はこれだけには収まらないし、もっと細かい魅力に溢れているし、見なければわからない部分がたくさんある。私の足りない語彙力では花より男子の世界の魅力を120パーセントでお伝えすることが出来たかどうか不安だが、1人でも「花男見返してみようかな」とか「花男見たことないし見てみようかな〜」と思ってくれたら幸いである。
花より男子が10年前…という事実に正直驚きを隠せない。今の小学生中学生はきっとリアルタイムで知ってる子は少ないだろう。だがいくら時が経っても輝き続ける花男。見たことがない世代にはどんどん見せていきたいし、「あ〜懐かしいね!」と思わず言ってしまうような人達には10年前を思い出しながら見てもらいたい。ここまできて疑問に思ったことがある。私は花より男子のなんなんだ宣伝部長だったのか!!!!